これを見ている人はもちろんインディゴ好きだからですよね?
むしろインディゴの栽培から収穫までを楽しみにしてしまうぐらい好きですか?インディゴは本当に私達のお気に入りのカラーです。数世紀に渡ってほぼ全世界で賛美され、今やファッションの定番と言ってもいいでしょう。
インディゴの色の魅力に惹かれ江戸時代に船乗りや旅人達によってあの紫に近い青、藍色は向上され、品のある色とされてきました。インディゴ以前の染色は貝殻を細かく潰した物を使っていたそうです。インディゴは歴史的に見ても上品ですよね。
時間が経ち、この素晴らしい藍色はインディゴフェラ、またはインディゴ ティンクトリアという植物で出せるというのがわかりました。しかしまた違った面白い面もわかりました。それはインディゴが染色にはあまり向いてないという事です。本当に良い染料は長く色が生地に残るのですがインディゴは違ったのです。残念ながら青色のデニムは同じ青色のまま残っていくことはありません。もちろん、洗う頻度によりますけどね。(もし色の落ちが気になって洗いたくなくても洗いましょう!汚いものは洗うべきですし日本のジーンズなら綺麗な色の落ち方をしてくれます。)
この写真を見ればわかると思いますがこれがインディゴの美です。世界でも使われている「わびさび」という言葉の起源は美意識を表現する言葉として出来たそうですよ。
オーガニックの美しさはそれの人生そのもののようなものだと思います。地球から生まれた何かがかつて来た場所に戻ってくる、それはとても美しいものだと思います。
Ruedi Karrerというジーンズ愛好家のページを訪れてみてください。インディゴはあなたをアーティストにしてくれるというのが理解できると思います。
もし染料も落ちて、染められた生地も一緒に共に消えていくならそれは純粋な美のように思えます。今は夕食時ですが私はまだジーンズを履いています。そしてベッドに行くまで履いているでしょう。ジーンズを履く人生は人生をジーンズと共にするということなのだと思います。
パート2に続きます。次回は天然インディゴの事や私達の大好きな染色のメソッドについてです。お楽しみに!