ON DENIM, THE ULTIMATE PRIMER, PT. III

デニムには生地が縮む縮まないの他にも考えなければいけないことがあります。

人気のローライズジーンズに目を向けてみましょう。

ローライズとハイライズ両方を好む方はライズ部分の計測をしっかりしています。ローライズジーンズはヒップの下あたりで履かれます。写真左のONI 512Japan blueのラインナップにはこのような型が多いですね。逆に違ったタイプのONIジーンズやMomotaroSamuraiのラインナップを見ればわかると思いますがミドルまたはハイライズですね。

(source: mynudies.com)
(source: mynudies.com)

そして太ももの計測もとっても大事です。ONIJapan Blueなどのプレミアブランドの太もも部分は細めになっていて裾やウェスト部分にも影響しており「サイズは太ももで決まる」と言われているぐらいです。水に浸した時にもやはり目に見えてサイズは変わるのでONI 512などはキツくなりすぎないようにサイズアップされていますよ。

(source: superfuture.com)
(source: superfuture.com)

股下のサイズも重要ですね。サイズが34インチ36インチの場合でも、私達の中では股下サイズが39必要な人もいます。SamuraiSDAのジーンズは股下が長いものが多いです。

ボタンなどの金具部分にこだわっているブランドも数多くあります。特にここで扱っているブランドはそれぞれのジーンズにそれぞれの理由に基づき鉄や銅など違った種類の金属を使っています。写真にもありますがブランドによってユニークで力強くてカラフルなものが見られます。どれにも違った良さがあって美を感じますね。

It's about the little things.
It’s about the little things.

Indigo Bleedとはつまり直訳すると「インディゴは血」になりますが、つまり血のように他のものに色がうつるという意味です。足に、車のシートに、ソファーにと、履いていくうちに染みこんでいきます。色がついちゃった!っと問題として見るよりは、デニムファンとしてプライドをもってそういう色移りも含めて楽しみたいですね。

続いては重さです!鉱山で働いていた人が履いていたクラシックなオーバーオールなどは大体10オンスくらいで、私達の扱っているブランドは大体13−15オンスくらいで重めです。実はこれは日本デニムのクオリティの高さを指しているようなもので、やはり生産するのに洗練された技術が必要になります。しかしだからといって、ウェイトが軽いからダメ、重いから良いなんて決めつける事はありません。10オンスのジーンズだって当社は取り扱いますし、むしろ軽いジーンズは夏など暑い季節や地域には最適です。重いジーンズを比較的よく扱うようになったのでライトウェアの良さをついつい忘れがちになってしまいますね。

基本的にヘビーウェイトのジーンズは頑丈な存在として作られていますが、必ずしも作業用のみにと着用されるわけではないです。また重いジーンズは摩擦が起こりやすかったり水切りがよいです。これはインディゴが落ちやすいということですが、最高のコントラストを持った色落ちを出しやすいとも言えます。トップブロック、フロントトップ、クロッチトゥウェストラインなど様々な色落ちの種類があり、トップブロックなんかは上から膝や裾などの積み重なっている部分にかけて落ちていく剥げ方で、靴やブーツと一緒にに味のあるコントラストを生み出してくれます。

"(source:

実はまだまだ他にも深い部分はいっぱいあります。なのでこれからもこのブログのチェックをお忘れなく!


Posted

in

,

by

Tags: