American vs Japanese Denim

岡山デニムとアメリカのデニムの違いって何?

いつもご利用いただきありがとうございます。DENIMIOの菊地です。

今回は「国産ジーンズと海外のジーンズがどのように違うのか。」について記事にしてみました。今までLevi’sやEDWINなど大御所と言われるようなブランドを穿いてきた方や、もっともっと岡山デニム・国産ジーンズについて知りたい!って方にご紹介させていただきます!

<目次>

 

ジーンズってそもそも…何?

じゃあ今ある岡山デニムとアメリカのデニム、なにが違うの?

 ・COLORS

 ・TEXTURE

 ・WEIGHT


ジーンズってそもそも…何?

 

ジーンズの歴史はもともと19世紀半ばのアメリカ西部から始まったとされています。当時ゴールドラッシュだったアメリカにおいて人々は血眼になり鉱山などに行き、夢を求めて死ぬ気で金を掘ろうとしていました。現代においてブラック企業などが存在していますが、それよりもひどい重労働だったはずです。みんな服が破れ疲弊するほど毎日掘り続けました。そこである人が考えました。

「重労働をしても破れず、汚れの目立たない衛生的で丈夫な服を着たい!」と。

ここでジーンズの必要性が生まれてきたのです。つまりジーンズの始まりは労働服だったのです。

そして、時代は進み終戦後の1950年代、ジーンズが労働者のシンボルではなく女性も穿けるファッションのシンボルとして利用される様になっていくのです(もともと男性が穿くイメージだったジーンズを女性が穿くことで自由のシンボルにもなっていきます)。


じゃあ今ある岡山デニムとアメリカのデニム、なにが違うの?

 

違いは岡山デニムのクオリティの背後にあるストーリーに答えが隠されています。

 

「岡山デニム」

 

最近はテレビなどでも特集されるようにもなり、聞き覚えのある単語かもしれませんね。

そもそもなんで岡山でジーンズが有名になっているのか。その理由はもともとジーンズを作る前からあった産業が鍵となります。大正・昭和時代、岡山は学生服を作る産業で盛んでした。

しかし戦後になるとその産業が落ち込み、衰退の危機にさらされるのです。

そこで鍵となったのは米軍が残していった「デニム」。

 

「日本でジーンズを作ったらいいんじゃないか・・・?」

 

学生服で培われた縫製技術は、厚い生地でジーンズを作ることなど容易でした。

そして偶然にも、地理的に近い徳島では伝統工芸の「藍染め」がありました。

ついに、隣県の技術が合わさることで現在世界的にも有名な国産ジーンズ産業を成功させたのです。

一方、海外では量産型のジーンズが大流行。穿きやすさ、値段の安さで好評だったのですが、ある時思います。

 

「みんなと同じジーンズだし、色落ちも一緒で…なんかつまらないな…」

 

そこで岡山の登場です。それまで培ってきた技術で体現した岡山デニムは、縫製だけではなく生地によって差別化を図り、海外の人々の度肝を抜いたのです。

 

「何だこの生地は?!」

 

「なんだこの綺麗な縫製は?!」

 

「なんだこのはっきりした色落ちは?!」

 

岡山デニムを初めてみた方はよくそういった反応なさいます。

 

そう、答えはその個性とこだわりなのです。

さあ、具体的な違いを見ていきましょう。

 

COLORS

 

日本は着物などの伝統的な衣服を長年染め上げてきた歴史があり、その中で培ったその染色技術が今の日本デニムのインディゴや柿から作られた染料などに反映されています。天然藍になると、ジーンズによって色落ちの個体差が出るのもいいところ。

アメリカのジーンズの色のパターンは一貫性を持って生産されるので識別しやすい点が特徴です。

 

TEXTURE

 

アメリカではCone紡績工場がほぼ独占状態だったのでデニムの形も似たようなものが多くそこで使われていたAmerican Draper x3’sと呼ばれるヴィンテージの機織り機は日本のデニムに比べ生地の表面を柔らかくスムーズに仕上げていました。

一方、日本デニムは一貫性は少なく不均一なデニムを豊田と呼ばれる機織り機で仕上げることが多いです。これで作られるデニムは比較的に固めでゴツゴツした感じ。なので手にしてから慣らしていくまでは少し履き心地が良くないですが、最終的には自分の肌にしっかりフィットするようなデニムになっていきます。

生地は色落ちの仕方に直結します。例えばゴツゴツしてると「点落ち」と呼ばれる、ポツポツと凹凸のある部分から色落ちをしたりと、生地によって他のジーンズ差別化できるのです。

 

WEIGHT

 

最後の大きな違いは日本のデニム生地には様々な重さがあることです。多くの軽い素材のデニムを作る一方、約20オンス以上の重いデニムも日本では生産されています。その種類の多さは好みによって使い分けれるので良いですね。

ちなみにアメリカの一番品質の良いジーンズは14オンスぐらいだそうです。


さて、どちらのジーンズが良かったでしょうか?

今日の紹介はあくまで私の好みを元に話しているので、もちろんアメリカ製の歴史あるヴィンテージでクラシックなジーンズやそのスタイルが好きな人もいれば、日本製の多彩で多くの形状やパターンのあるジーンズが好きな人もいます。

なのでもちろん勝敗はつけれませんが、もし日本製のデニムがが好き!穿いてみたい!という方はぜひDenimioをチェックしてみてください。たくさんのジャパンメイドのアイテムを取り揃えています。


店舗のご紹介

 

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